博士ニートまとめ

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    カテゴリ:科学 > 医学

    1: しじみ ★ 2018/08/23(木) 10:03:14.54 ID:CAP_USER
    「明晰夢」とは、睡眠中に見る夢のうちで自分自身が「これは夢だな」と自覚できるもののことで、夢の中で自由に行動できたり夢の展開を変化させたりできることもあります。そんな明晰夢を見るために、人々は電気刺激を脳に与えたり、特殊なヘッドバンドを装着したりしてさまざまな試行錯誤を行っていますが、研究者らによって「明晰夢を見やすくなる薬」があると判明しました。

    Pre-sleep treatment with galantamine stimulates lucid dreaming: A double-blind, placebo-controlled, crossover study
    http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0201246

    A New Method For Having Lucid Dreams Has Been Discovered by Scientists
    https://www.sciencealert.com/scientists-figured-out-new-technique-having-lucid-dreams-acetylcholine-galantamine-alzheimer-s-drug

    人生で明晰夢を経験したことがある人の割合は、人間全体のおよそ半分程度だとのこと。加えて、明晰夢を意識的に見ることができる人となるとさらに少なくなり、「明晰夢を見たい」と思って日々努力している人々もいますが、明晰夢を見ることは容易ではありません。

    そんな中、ウィスコンシン大学マディソン校とハワイ明晰夢研究所が共同で、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤という薬剤が明晰夢を引き起こすのかどうかを調査しました。副交感神経や運動神経の末端から放出されるアセチルコリンは、夢を見る時の睡眠であるレム睡眠を調節するために役立っていると考えられています。そこで、アセチルコリンの濃度を減少させる働きを持つアセチルコリンエステラーゼを阻害する薬剤を投与して脳内のアセチルコリン濃度を上昇させ、明晰夢を見やすくなるかどうかを研究者は調べたそうです。

    研究者らはアルツハイマー病を含む記憶障害の治療薬としても用いられる、ガランタミンという即効性があり副作用も軽いアセチルコリンエステラーゼ阻害剤を使用して実験を行いました。なお、実験に参加した121人のボランティアは、いずれも「明晰夢に強い関心があり、MILDテクニックという明晰夢を見るためのテクニックを実践している明晰夢愛好家」でした。

    by akshay moon

    ボランティアの愛好家らにMILDテクニックを実践してもらいつつ、研究者らは1日目は偽薬、2日目は4mgのガランタミン、3日目は8mgのガランタミンを投与したとのこと。すると、ガランタミンが投与されなかった1日目に明晰夢を見た被験者は全体の14%しかいませんでしたが、4mgのガランタミンが投与された2日目に明晰夢を見た割合は27%になり、8mgのガランタミンが投与された3日目には全体の42%もの人々が明晰夢を見たと報告されました。3日間の実験中で少なくとも1回以上の明晰夢を見た人は、57%に上ったそうです。

    「ガランタミンを投与するという方法は、これまでに知られている明晰夢を見るテクニックの中で最も効果があります」と研究者は述べており、多くの人々に効果があるとみられています。もちろん、いくら副作用が軽いとはいえ明晰夢を見る目的でむやみにガランタミンを摂取することは避けるべきで、研究者は「ガランタミンを摂取する手法の安全性については、今後も研究が必要だ」という考えを述べました。

    https://i.gzn.jp/img/2018/08/22/new-method-having-lucid-dream/02_m.jpg

    GIGAZINE
    https://gigazine.net/news/20180822-new-method-having-lucid-dream/
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    1: 名無しさん@涙目です。(宮崎県) [US] 2018/08/21(火) 10:54:50.39 ID:3FDVzvr80● BE:512899213-PLT(27000)
     2017年には6千人に迫るまで年間報告数が急増してきた、性感染症の梅毒。急増以前は、その患者の多くは男性だった。
    しかし、増加が始まった11年以降は女性、それも若い女性に広がってきた。梅毒に合併しやすいといわれるHIVにも注意が必要になってきた。
    梅毒が若い女性に増えてきた背景やHIVとの関係について、性感染症の専門医に聞いた。
    「全国の梅毒報告数の約3分の1を占める東京都の場合、報告数が最も多いのは30代の男性です。30代以上は男性のほうが明らかに多いのですが、
    20代では女性のほうが上回っています。2011年には11人だったのが、17年には305人にまで増えています」

     東京都内で診療している、プライベートケアクリニック東京・院長の尾上泰彦医師は、17年のデータを示しながらこのように指摘する。ちなみに、
    数は少ないが10代でも、男性7人に対して女性は24人で上回っている。こうした「若い女性」を中心にした梅毒患者急増の背景を尾上医師は次のようにみている。

    いかそ
    https://dot.asahi.com/wa/2018081000005.html?page=1 


    【「梅毒」が若い女性に増加 妊婦が感染すると胎児にも影響し40%の子が死亡も 】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/08/11(土) 00:36:33.92 ID:CAP_USER
    「睡眠薬」「ステロイド剤」「抗がん剤」
     一体何のランキングかお分かりですか?(順不同)

     誰しも好き好んで薬を使うわけではないが、特にこれらの薬は患者さんが使用を躊躇するトップ3なのだそうだ。教えてくれた薬剤師さんによれば経験的に多くの薬剤師仲間が感じているとのことで、嫌われる理由は「効果はあるが副作用も強い」というイメージが強いからなのだという。

     ステロイドと抗がん剤は専門外なので詳しくは知らないが、確かに日本人の睡眠薬嫌いはつとに有名である。第44回「寝酒がダメな理由」でも紹介した、先進国や新興国など10カ国の住民35327人を対象にして行われた「不眠とその対処法に関する意識調査」でもそれが如実に表れている。

     不眠で困った時の対処法として、他の国では「医療機関に相談して睡眠薬を処方してもらう」人が半数を占めるのに対して、日本人では10%程度に過ぎない。「カフェインを控える」という定番の対処法をとる人も同じく10%に留まる一方で、やってはいけない「寝酒」をやる人は30%とダントツの1位であった。

     なぜ睡眠薬がこれほど嫌われるかと言えば、先述の通り副作用が怖いからである。

     以前、厚生労働省の事業の一環として一般の方を対象にした睡眠薬に関する意識調査を行ったことがあるが、「やめられなくなる」「禁断症状が出る」「だんだん効かなくなって量が増える」「飲み過ぎると死ぬ」など多くの人が睡眠薬に関するさまざまな心配事を抱えていることが明らかになっている。ちなみに、2000年代以降、つまり最近20年間に開発された新しいタイプの睡眠薬(メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬)についてはこれらの心配はほとんどない。

     そして、本日のテーマである「飲み続けるとボケる(認知症になる)」も睡眠薬を服用する際の心配事の上位にランクされることが多い。週刊誌の「この処方薬が怖い」といった特集では睡眠薬は必ずやり玉に挙がり、「認知症になるリスクを高める!」という記事も多いのでランキングでも赤丸急上昇かもしれない。記事を鵜呑みにして急に服用を止めて体調を崩す患者さんもおり、いたずらに不安を煽る記事には、必要があって処方する側の医師として本当に苦々しい思いをしている。

    続きはソースで

    https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/403964/080700089/
    【【薬学】「睡眠薬で認知症にかかりやすくなる」は本当か】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/06/05(火) 04:01:18.34 ID:CAP_USER
    東京理科大学の後飯塚僚教授らの研究グループは、
    貧血や感染症の際に骨髄以外の組織で起こる緊急造血に関与する細胞ならびに分子メカニズムを解明した。

    造血幹・前駆細胞は骨髄に存在し、様々な血液細胞に分化する。
    しかし、感染症、貧血などの白血球や赤血球が緊急に大量に必要な場合には、
    骨髄以外の組織、特に脾臓で、血液が作られることが知られていたが、
    それに関与する細胞や分子メカニズムについては不明だった。

     リポ多糖(LPS)は細菌の構成成分であり、これを投与すると感染症時と同様に髄外造血が生じる。
    今回、このようなLPS投与による髄外造血モデルを用いて解析した結果、
    脾臓の間葉系細胞でTlx1(脾臓器官形成に必須の転写因子)の発現上昇と造血制御因子の産生増加がみられ、
    造血幹・前駆細胞が本細胞に近接して局在することが判明した。

     また、マウスの脾臓間葉系細胞のTlx1を欠損させると、
    LPSによる造血制御因子の産生亢進ならびに脾臓での造血幹・前駆細胞数の増加がみられなくなった。
    これにより、脾臓におけるTlx1発現細胞ならびに本細胞におけるTlx1の発現上昇が、
    緊急時造血には必要と判明。さらに、Tlx1を高発現させると緊急時造血が再現可能なこともわかった。

     以上の結果から、
    Tlx1を発現する脾臓間葉系細胞ならびにその細胞におけるTlx1発現上昇が緊急造血に必要であること、
    また骨髄とそれ以外の組織での造血は異なる細胞群と転写因子によって制御されていることが、
    初めて明らかになった。

     今回の成果により、造血幹・前駆細胞の維持や機能に関わる環境構成要素の共通原理解明への貢献や、
    容易に採取可能な脾臓間葉系細胞を用いた造血幹細胞培養系の構築への応用も期待できる。

    論文情報:【Scientific Reports】
    Niche-induced extramedullary hematopoiesis in the spleen is regulated by the transcription factor Tlx1
    https://www.nature.com/articles/s41598-018-26693-x

    http://univ-journal.jp/21048/


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    1: しじみ ★ 2018/08/08(水) 11:26:43.00 ID:CAP_USER
    ■2000人以上を7年間追跡した研究結果から、加糖されたもの、なかでも炭酸飲料を多く取る人はアルツハイマー病にかかるリスクが高まる可能性が示された>

    甘い食べ物や飲み物、とくに炭酸飲料を取りすぎると、アルツハイマー病にかかる可能性が高まるかもしれない。2000人以上を対象に行った最新の調査で明らかになった。調査結果は、7月22〜26日に米国シカゴで行われた、認知症に関する世界最大級の国際会議であるアルツハイマー病協会国際会議(米アルツハイマー病協会主催)で発表された。

    過去に行われた複数の調査で、2型糖尿病と認知症が密接に関係していることが示されてきた。本誌米国版によると、そこで米コロンビア大学の研究者たちは、本当に2型糖尿病が認知症のリスクを高めるのか検証するため、高齢者2226人を対象に7年にわたる追跡調査を実施した。

    調査期間中、研究者らは参加者が取った食事と飲み物のうち、加糖されたものを記録した。7年の間に、アルツハイマー病を発症した参加者は429人だった。

    ■甘いものは何でも高リスク。でも一番は炭酸飲料

    調査の参加者で、加糖された糖分の1日あたりの摂取量が30.3グラムだった人は、5.8グラムだった人と比べアルツハイマー病にかかる可能性が33%も高いことがわかった。

    同様のパターンは、「炭酸飲料1缶(平均で糖分20グラム)を1日おきに飲む人と、100日に1本しか飲まない人」や「フルーツポンチやフルーツジュースなどで1日23グラムの糖分をとる人と、1日0.4グラムの人」、「食事や飲み物に1日あたり小さじ2.5杯分の砂糖を加える人と、砂糖を加えない人」などを比較した際にも見られたという。

    コロンビア大学の調査チームはさらに、炭酸飲料とその他の加糖飲料を比較。炭酸飲料は、アルツハイマー病にかかるリスクが他の加糖飲料と比べて著しく高いことが示された。

    英アルツハイマー協会のダグ・ブラウン博士(今回の調査には関与していない)は、今回の調査結果が、過去の実験で示された「2型糖尿病は認知症のリスク要因である」ことを裏付けているとして、砂糖の過剰摂取はアルツハイマー病のリスクを高める可能性があると指摘している。自分が歳を取った時に認知症にかかるリスクを下げるには、炭酸飲料、デザート、ケーキなどを減らし、バランスのとれた食事をすることだ、と話している。

    ■米国の患者数570万人、2050年には1400万人へ

    米アルツハイマー病協会によると、現在米国では570万人がアルツハイマー病にかかっており、米国人の死因第6位だ。65秒ごとに1人がアルツハイマー病を発症しており、米国での患者数は2050年には1400万人近くに達すると予測されている。

    前述の本誌米国版に掲載されたビデオによると、アルツハイマー病を治したり進行を遅くしたりする薬は現在、存在しない(なお、日本ではアルツハイマー病に4種類の薬が認可されているが、どれも病気を根本的に治療するものではないようだ)。アルツハイマー病の新薬の臨床試験が失敗に終わる確率は99%以上に上るため、現在はアルツハイマー病そのものの治癒ではなく予防のための新薬開発に力が入れられているという。

    no title

    ニューズウィーク日本版
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2018/08/3-1.php


    【【予防医学】炭酸飲料の取りすぎでアルツハイマーにかかるリスクが3割増】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/07/27(金) 00:25:21.34 ID:CAP_USER
     エーザイは26日、開発中のアルツハイマー治療薬の第2相臨床試験(治験)で認知機能の低下を抑える効果を確認したと発表した。
    認知機能の低下などを30%近く抑えられたとしている。同社はこの結果を受けて、実用化に向けた最終段階の治験に取り組む方針。

     米シカゴで開催中のアルツハイマー病協会国際会議で発表した。
    米バイオジェンと共同開発する抗体医薬品「BAN2401(開発名)」で、
    認知症の原因物質とされるタンパク質「アミロイドベータ(Aβ)」除去を狙う。

     第2相治験は2012年~18年にかけ、日米欧などで856人を対象に実施した。
    エーザイが開発した独自の評価指標で、プラセボ(偽薬)を投与した患者と比べて病気の進行が30%抑えられたという。

     エーザイは1997年に国内勢初の認知症薬「アリセプト」を発売し、ピーク時には年3000億円超を売り上げた。
    アリセプトは症状を和らげるのが限界で、進行を抑える効果はなかった。

     アルツハイマー治療薬の開発は、大手各社の失敗が相次いでいる。
    18年に入り米メルクが「ベルベセスタット」、米イーライ・リリーと英アストラゼネカが「ラナベセスタット」について、
    十分な効果が見込めないとして最終段階の第3相治験の結果を受けて開発を中止した。

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    日本経済新聞
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33424050W8A720C1000000/
    【【医療】エーザイの認知症薬「効果を確認」 最終治験へ】の続きを読む

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