博士ニートまとめ

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    カテゴリ:科学 > 脳科学

    1: しじみ ★ 2018/10/25(木) 13:53:59.91 ID:CAP_USER
    呼吸が脳の活動、特に記憶に対してどのような影響を与えるかという研究を行っていたスウェーデンのカロリンスカ研究所の研究者が「鼻呼吸を行うことで匂いの記憶は強化された」という実験結果を発表しています。

    Respiration modulates olfactory memory consolidation in humans | Journal of Neuroscience
    http://www.jneurosci.org/content/early/2018/10/22/JNEUROSCI.3360-17.2018

    Breathing through the nose aids memory storage -- ScienceDaily
    https://www.sciencedaily.com/releases/2018/10/181022141509.htm

    何かの匂いをかいだ時、匂いの元となる分子が鼻の奥にある嗅覚受容体に結合し、受容体の電気信号が嗅覚受容神経を通じて「嗅球」と呼ばれる脳組織に到達します。そして、嗅球が信号を元に処理した嗅覚情報を大脳へ送ることで、嗅覚が認識されていると考えられています。

    この嗅球は、記憶に関わる脳組織である海馬との間にも回路を持ち、嗅覚と記憶が密接に関係していることは、これまでの研究からも明らかとなっていました。このことから、カロリンスカ研究所で臨床神経科学を研究するArtin Arshamian氏は「口呼吸ではなく鼻呼吸によって匂いに関する記憶が強化されるのではないか」という仮説を唱え、比較実験を行いました。

    Arshamian氏率いる研究チームは、被験者に12種類の異なる匂いをかがせました。その後、1時間にわたって口呼吸あるいは鼻呼吸を行わせたあと、「最初に嗅がせた12種類の匂い」と「全く別の12種類の匂い」を嗅がせて、以前に嗅いだことのある匂いかどうかを調査。その結果、1時間鼻呼吸を行っていたグループの方が、口呼吸を行っていたグループよりも匂いを強く記憶していたことがわかりました。

    記憶の過程は「符号化」「固定化」「想起」の3段階に大きく分けられます。Arshamian氏は、今回の実験結果から「呼吸が記憶の固定化に影響を及ぼす」ことが示されたと論じています。

    ただし、鼻呼吸が具体的にどのように記憶の固定化に影響を与えているのかというメカニズムは解明されていないとのこと。Arshamian氏によると、以前までは電極を脳に直接挿入しなければ嗅球の活動を測定することができませんでしたが、2018年現在は電極を挿入しなくても測定できる方法が確立されているそうです。Arshamian氏は「次の目標は、呼吸中に脳内で実際に何が起こっているのか、そしてそれが記憶の形成にどう関わっているのかを調べることです」と答えています。 

    GIGAZINE
    https://gigazine.net/news/20181024-breathing-through-nose-aid-memory/
    【鼻呼吸によって記憶力が強化されることが判明】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/10/25(木) 17:10:08.49 ID:CAP_USER
     北海道大学の本間研一名誉教授、同脳科学研究教育センターの本間さと客員教授、北海道医療大学の西出真也講師の研究グループは、マウスの分子時計を構成する2 つの時計遺伝子の発現を同時に計測する技術を用いて、これらの分子時計が互いに異なる性質をもつ独立した時計であることを世界で初めて実証した。

     同研究グループは、マウスの視交叉上核に存在する生物時計(中枢時計)を取り出し、培養環境下で昼夜変化を模倣した刺激を与えて生物時計の同調を観察した。生物時計の24時間振動は、4種の時計遺伝子の相互作用で生じると考えられている。例えば、体内時計を司る時間遺伝子にはPer2遺伝子とBmal1遺伝子を中心とするコア・ループが存在するが、これまで両者の関係は不明であった。

     そこで、この2つの時計遺伝子を同じ視交叉上核標本を用いて、同時にリアルタイムで測定し、外部刺激に対する反応性を調べた。その結果、出生初期の細胞では、同一組織で測定したにも関わらず、Bmal1時計はPer2時計よりも速く進むことが分かった。成獣マウスの2つの時の速さには差がなかった。このことから、細胞内に2つ以上の分子時計があることが分かり、これまで知られていた様々な時間現象を複数の時計の相互作用で説明できる可能性が出てきた。

     本研究の進展により、生物時計が生後どのように発達していくかの解明に期待が持たれる。

    論文情報:【Scientific Reports】Two coupled circadian oscillations regulate Bmal1-ELuc and Per2-SLR2 expression in the mouse suprachiasmatic nucleus
    https://www.nature.com/articles/s41598-018-32516-w

    https://univ-journal.jp/23288/
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    【【生物学】北海道大学、生体内に2つの生物時計が存在することを世界で初めて実証 】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/07/26(木) 11:36:16.67 ID:CAP_USER
    ■「ベッドの上でおしめを付ける」という一般的なエピソードでさえ、思い浮かべると、時間の経過とともにあたかも自分の経験だと思い込み...>

    「遊園地で観覧車に乗って小さくなっていく街」、「弟が生まれてから初めて家に来た日の夕飯のメニュー」、「親と一緒に塗り絵をした。クレヨンは赤」、「ペットの犬に餌をあげたら顔まで舐め上げられた」――あなたが人生で初めて記憶している思い出。実は嘘かもしれない。

    このほど、学術誌「ジャーナル・サイコロジカル・サイエンス」に掲載された、ロンドン大学シティ校の研究チームによる研究で、人生の初期の記憶は嘘のものだと結論付けられた。

    科学系ニュースサイトのサイエンス・デイリーによると、研究は、6641人を対象に「人生における初期の記憶」に関する最大規模の調査を実施。その結果、人々の人生最初の記憶はフィクションであることが明らかになった。架空の記憶を、リアルなものだと思い込んでいるのだ。

    同様のテーマを取り上げた過去の研究の多くも、3歳以前に記憶が作られることを否定しているが、巷の声はそうでもない。今回のロンドン大学の調査でも、調査対象者のうち38.6%が2歳以下の記憶を持つと主張。1歳以下の記憶があるという回答者も893人いた。

    ■多くの記憶は2歳より前のもの?

    研究チームは、調査対象者に、「最初の記憶」の年齢とその詳細を文章にするよう求めた。このとき重要なのは、対象者本人が「最初の記憶」を本物だと確信していること。例えば、家族写真、家族の話といった、直接の体験以外の情報源とするものは除外した。

    提出された人々の「最初の記憶」から、言葉遣いや記述の詳細を分析していった。すると、対象者が「最初の記憶」を持っていると主張する理由が次第に分かってきた。

    まず、結果として「最初の記憶」を持っていると主張する人の記憶は2歳以前のものだと回答されていた。さらに、この偽の記憶は、断片的なもので、多くが写真や家族との会話から作られていた、と研究チームは発表した。

    さらにそのディテールは、無意識のうちに追加される可能性がある。「ベッドの上でおしめを付ける」という一般的なエピソードでさえ、頭に思い浮かべると、時間の経過とともにあたかも自分の実際の経験のように変換され、それがいつの間にか立派な「記憶」に成長してしまうという仕組みだ。(英テレグラフ)

    よくあるのが「おしゃぶりの記憶」という。

    例えば、ある人にとってこの記憶が形成されたのは、「お母さんは大きな緑のおしゃぶりを持っていた」という誰かの発言が始まりだった。最初は単なる他人の言葉の伝聞だったのが、月日を経て「記憶」として認識してしまうそうだ。

    続きはソースで

    no title


    ニューズウィーク日本版
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2018/07/3.php
    【【脳科学】その思い出「本物」ですか? 3歳までの記憶はニセモノという研究結果】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/09/13(木) 17:55:24.43 ID:CAP_USER
    過去数十年にわたって肥満の人は世界的に増加傾向にあり、21世紀では全世界で約6億人以上の人々が肥満であるとされています。肥満は脳卒中や2型糖尿病に加え、心臓病やガンといった病気と関連していることが知られていますが、「肥満は健康だけでなく脳の認知能力にも悪影響を与える」という研究結果が発表されました。

    Microglia play an active role in obesity-associated cognitive decline | Journal of Neuroscience
    http://www.jneurosci.org/content/early/2018/09/10/JNEUROSCI.0789-18.2018

    Obesity Could Affect Learning and Memory, Research Finds
    https://www.newsweek.com/obesity-affects-learning-memory-research-1114913

    プリンストン大学で神経科学の教授を務めるエリザベス・ゴールド氏らの研究チームは、高脂肪の食事を与えられて標準的なマウスより40%も体重が多い肥満になったオスのマウスと、普通の食事を与えられた標準体重のオスのマウスという2グループを用いて実験を行いました。実験では、2グループのマウスにそれぞれ「迷路から脱出する」という問題を与え、問題の解決率を測定したとのこと。

    その結果、肥満グループのマウスは迷路から脱出できた割合が低いことが明らかになりました。研究チームは、「肥満のマウスは迷路の中にある物体の場所を記憶する能力が低下しているため、迷路からの脱出が困難になっている」と考えています。

    研究チームがマウスの脳を調べたところ、肥満のマウスでは神経細胞の樹状突起から飛び出ている、樹状突起スパインという部位が減少していることがわかりました。樹状突起スパインは脳の興奮性シナプスの伝達に関わる重要な部位ですが、肥満のマウスでは学習や記憶に関わる海馬において、樹状突起スパインの減少が多く見られたとのこと。


    「なぜ肥満になると樹状突起スパインが減少してしまうのか?」という疑問について、研究者らは免疫細胞の一種であるミクログリアが関係している可能性を考えました。ミクログリアは神経組織が炎症を起こすなどの損傷を受けると活性化して病変の修復を行います。しかし、ミクログリアは肥満になると神経細胞の付近で活発に働く性質を持っており、研究チームは「この性質こそが樹状突起スパインの数を減少させているのではないか」と考えました。

    そこで研究チームは、「ミクログリアの働きを阻害することで認知機能が回復するのか?」という点を検証するため、肥満のマウスでミクログリアの働きを阻害しました。すると樹状突起スパインが保護されて、肥満のマウスの認知機能は改善したとのこと。

    ミクログリアはうつ病にも関わっていると考えられており、薬剤などによって過剰な働きを抑制することで、肥満による認知機能の低下や精神障害から脳を守ることができる可能性があるそうです。人間の場合にも肥満が認知機能の低下に関わっているのかどうかについては、まだ明らかになっていませんが、今後の研究により人間の肥満と認知機能の関係や、認知機能を改善する方法が突き止められるだろうと考えられています。 

    GIGAZINE
    https://gigazine.net/news/20180912-obesity-affect-learning-and-memory/
    【【医学】肥満が脳の学習機能や記憶に悪影響を与える可能性があると判明】の続きを読む

    1: 野良ハムスター ★ 2018/07/21(土) 11:16:40.29 ID:CAP_USER
    京都大学(京大)は、反社会性パーソナリティ障害である「サイコパス」が、ためらうことなく、半ば自動的に嘘をついてしまう傾向があり、その背景に前部帯状回の活動低下があることを実証したことを発表した。

    この成果は、こころの未来研究センターの阿部修士特定准教授、米国ハーバード大学のJoshua D. Greene教授、米国ニューメキシコ大学のKent A. Kiehl教授らの研究グループによるもので、7月3日、英国の国際学術誌「Social Cognitive and Affective Neuroscience」のオンライン版に掲載された。

    「サイコパス」は反社会性パーソナリティ障害として分類され、良心の呵責や罪悪感、共感性の欠如といった特徴がある。サイコパスは「平然と嘘をつく」とされているが、その背景にある心理学的・神経科学的メカニズムは解明されていなかった。

    研究グループは、刑務所に収監されている囚人の15~25%はサイコパスであるという報告のもと、米国ニューメキシコ州の刑務所に収監中の囚人を対象に、移動可能なmobile MRI装置を用いた脳機能画像研究を実施した。

    分析の対象となったのは67名の男性の囚人に、嘘をつく割合を測定する心理学的な課題(コイントス課題)を実施中、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)で脳活動の測定を行ったところ、嘘をつく割合が高い囚人の群において「サイコパス傾向が高いほど嘘をつく際の反応時間が速い」傾向にあり、また葛藤の検出などの心理過程に関わるとされる前部帯状回の活動が低いことが明らかになった。

    この研究成果では、サイコパス傾向が高い参加者では、嘘をつくか正直に振る舞うかという葛藤が低下しており、躊躇せずに素早い反応時間で嘘をついていると解釈することができる。これは、サイコパスにはためらうことなく半ば自動的に嘘をついてしまう傾向があり、その脳のメカニズムとして前部帯状回の活動低下があることを示唆する知見となった。

    なお、この研究で焦点を当てている嘘については、金銭的な利得が参加者に対して発生するか否かといった点で、嘘をつく相手に対して何らかの損害を与えるといった側面はない。サイコパスにおいて、他者への共感性が欠如しているという知見を踏まえれば、嘘をつくことが相手に対して何らかマイナスの影響がある状況の方が、サイコパスにおける嘘を調べるためのより妥当な条件設定であると考えられる。今後の研究では、こうした課題にもアプローチしたいと考えているとのことだ。

    https://news.mynavi.jp/article/20180720-666898/

    サイコパス傾向と反応時間および前部帯状回の活動との負の相関
    (ただし反応時間の結果は両側検定で有意傾向)(出所:京大ニュースリリース)
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    【【神経科学】京大、サイコパスがためらいなく嘘をつく脳のメカニズムを解明 】の続きを読む

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