博士ニートまとめ

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    カテゴリ:科学 > 動物

    1: プティフランスパン ★ 2019/01/05(土) 19:21:03.81 ID:CAP_USER9
    2019年1月5日 15:34 
    発信地:グジャラート/インド [ インド アジア・オセアニア ]
    http://www.afpbb.com/articles/-/3205127?act=all
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    【1月5日 AFP】インド西部グジャラート(Gujarat)州ギル国立公園(Gir National Park)で、雌のインドライオンがわが子と共にヒョウの赤ちゃんを「養子」として育てている。

     インドの森林局によると、ヒョウの赤ちゃんは生後2か月。母親とはぐれ、この雌ライオンに拾われたという。

     この貴重な場面を記録した当局者は、「通常ライオンは将来の獲物の奪い合いを避けるため、他の野生ネコ科動物の赤ちゃんを殺すものだが、この雌ライオンはヒョウの赤ちゃんに生後3か月のわが子と同じように乳を与え、雄ライオンをはじめとする他の捕食動物から守ってさえもいる」と述べた。(c)AFP
    【【インド】雌ライオンが母親とはぐれたヒョウの赤ちゃん(生後2ヶ月)を拾い、わが子と共に育てる 】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/12/08(土) 23:49:22.94 ID:CAP_USER
    ■動画
    Lion Attacked by Pack of Hyenas - FULL CLIP (with ending) | Dynasties | ... https://youtu.be/a5V6gdu5ih8



    一般的に、ライオンはアフリカのサバンナにおける食物連鎖の頂点に君臨する「百獣の王」というイメージであり、一方ハイエナは、ハイエナは「死肉をあさるサバンナの掃除役」というイメージを強く抱かれます。しかし、実際はハイエナの方がライオンよりも狩りがうまく、群れをなしたハイエナにライオンが襲われてしまうこともよくあることだそうです。BBCの動物ドキュメンタリー「Dynasties」の撮影班が、実際に1匹のライオンが20匹以上のハイエナたちに囲まれて大ピンチに陥る様子を捉えた貴重な映像を公開。ムービーは記事作成時点で800万回を超える再生数を記録しています。

    BBCの撮影班が捉えているのは「レッド」というあだ名で呼ばれる、若い雄のライオン。どうやら群れからはぐれてしまったようです。

    そんなレッドをじっと見つめるハイエナ。ライオンとハイエナは同じニッチ(生態的地位)を占め、同じエリアに生息するライオンとハイエナは天敵同士。体の大きさはライオンの方が圧倒的に大きく、1対1ならハイエナの勝ち目は薄いですが、ハイエナは群れで連携を取りながら獲物を追い込んで狩るのがとても上手。

    一匹だけでサバンナをうろついているレッドを狩るために、ハイエナが続々と集まってきます。

    レッドが振り向くと……

    孤立無援のライオンを狙うハイエナと目が合いました。

    ハイエナの群れはレッドの周りをぐるぐると回りだし、まるで仲間と密に連絡を取り合っているかのように甲高い鳴き声をかけあいながら、追い詰めていきます。

    レッドはうなってハイエナを威嚇しますが、ハイエナにはまったく動じる様子はありません。それどころか、レッドの死角から後ろ足にかみつく者も現れます。

    牙を向けるハイエナにも容赦せず仕返しをするレッドですが、さすがに1匹に対して20匹は分が悪すぎるようです。

    レッドをしっかりとロックオンしながら、軽快なステップでじりじりと距離を詰めていくハイエナたち。

    レッドもほえながら応戦しますが、やはり多勢に無勢。ハイエナの1匹に飛びかかっても、その瞬間を狙って残りのハイエナが一斉に襲いかかってくるため、レッドはどうすることもできません。

    そこへ、別の雄のライオンが通りかかり、ハイエナに襲われているレッドを発見しました。

    レッドは必死にハイエナを蹴散らしていますが、体力的にはかなり限界の模様。

    ふらふらになりながらハイエナと戦うレッドが顔をあげると……

    雄のライオンがサバンナの向こうから駆け寄る姿が。

    さすがにライオン2匹を相手にするのは分が悪いと考えたのか、ハイエナはクモの子を散らすように退散。

    命からがら助かったレッドは、助けてくれた雄のライオンに身を寄せてじゃれあっていました。

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    GIGAZINE
    https://gigazine.net/news/20181208-lion-attacked-by-hyena/


    【【動物】〈動画〉800万回超も再生された「百獣の王ライオンがハイエナに囲まれ絶体絶命の瞬間」を捉えたムービー】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/11/15(木) 10:59:13.08 ID:CAP_USER
    自然の状態ならそこに住んでいなかった生き物が、あちこちから運び込まれて定着している。外国から来る場合もあれば、国内の他の地域からやってくる「国内外来種」もある。たとえば、かつて北海道にいなかった本州のアズマヒキガエルは、今では函館や旭川など道内の各地で繁殖が確認されている。


    写真1 アズマヒキガエル(写真と図は、いずれもカジラさんら研究グループ提供)
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    アズマヒキガエルの卵は、晩春の池で孵化(ふか)する。そこにはすでに北海道在来のエゾサンショウウオの幼生や、大きくなったエゾアカガエルのオタマジャクシがいる。アズマヒキガエルのオタマジャクシは小さくて動きが鈍いので、エゾサンショウウオやエゾアカガエルの子どもたちのえさになる。


    写真2 エゾアカガエル
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    ヒキガエルは毒をもっている。アズマヒキガエルのオタマジャクシを食べたエゾアカガエルやエゾサンショウウオの子どもたちは、大丈夫なのだろうか。

    それが、まったく大丈夫ではなかった。北海道大学の修士課程で研究していたエバンゲリア・カジラさん、岸田治(きしだ おさむ)准教授が水槽で実験したところ、外来のアズマヒキガエルのオタマジャクシを食べたエゾアカガエル、エゾサンショウウオの子どもは、その多くが死んでしまったのだ。とくにエゾアカガエルの致死率が高かった。

    カジラさんらは、野外の池で3種類が出合うときのそれぞれの体の大きさを考慮し、その状態を再現するように水槽で実験した。外来のアズマヒキガエルと在来のエゾアカガエルのオタマジャクシを1匹ずつ入れた水槽、アズマヒキガエルのオタマジャクシとエゾサンショウウオの幼生を1匹ずつ入れた水槽を比べてみると、アズマヒキガエルを食べたエゾアカガエルは3日後の時点で100%が死んだのに対し、エゾサンショウウオは54%だった。エゾアカガエルのほうが、この毒に弱いようだ。


    図 外来のアズマヒキガエルと在来のエゾアカガエルのオタマジャクシを一緒にすると、エゾアカガエルは3日後までに全数が死んだ(左から2番目)。しかし、エゾサンショウウオは半分しか死なない(右端)。
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    エゾアカガエルの食性も、不利に働いているらしい。エゾアカガエルのオタマジャクシは雑食性で、おもに藻を、そして生き物の死がいも食べる。一方、エゾサンショウウオの幼生は肉食性で、えさは生きた動物だ。えさを食べる様子を観察したところ、エゾアカガエルは、1匹のアズマヒギガエルを複数で一緒にかじることが多く、エゾサンショウウオの幼生は、生きたオタマジャクシを丸のみにしていた。アズマヒキガエルを食べて中毒死した死がいと同居させてみたところ、エゾアカガエルは7~8割が死んだのに対し、エゾサンショウウオは2割以下だった。雑食性のエゾアカガエルは、毒をもつオタマジャクシをみんなで食べ、さらに中毒死した死がいまで食べることで、アズマヒキガエルの毒の影響を強く受けるらしい。

    岸田さんによると、毒をもつ動物を食べて被害を受けるのは肉食動物だというのが、これまでの「常識」だった。今回の実験結果は、野外でも、オタマジャクシのような雑食性の動物に、より大きな影響が出ている可能性を示している。国内外来種が生態系に及ぼす影響についての研究は少ないという。野外のアズマヒキガエルが他の動物とどう共存しているのか、あるいは共存できていないのか、気になるところだ。

    SciencePortal
    https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/11/20181115_01.html
    【【生物】北海道のカエルは本州から来た外来カエルを食べて死ぬ】の続きを読む

    1: ごまカンパチ ★ 2018/10/21(日) 11:54:43.71 ID:CAP_USER9
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181020-00010001-nknatiogeo-sctch
     リカオンはアフリカで最も謎めいた動物の一つだ。ほとんど理解されておらず、激しい迫害を受けている。しかし、私にとっては、これまでに出会った中で
    最もかわいい動物だ。リカオンが、私たち人間の仲間である霊長類を食べる姿を目の当たりにしても、その気持ちは変わらない。

     リカオンは地球上に6600頭しか残されておらず、絶滅の危機に瀕している。1世紀以上にわたって害獣と見なされ、狩猟や駆除によって、
    個体数がかつての1%まで激減した。

     私は2013年からジンバブエのザンベジ渓谷で、リカオンの3つの群れを徒歩で追跡し、写真を撮影している。
    リカオンたちが獲物を狩り、休息を取り、遊ぶ姿を見て、この動物のことがよくわかってきた。

     私はすっかり心を奪われ、「リカオン・ピクタス(Lycaon pictus)」という学名を持つこの動物について書かれた本や論文を読みあさった
    (学名は「色を塗ったオオカミ」という意味だ)。

     リカオンはアフリカで最もすぐれた捕食者と言われている。狩りの成功率は80%に達することもあり、主にインパラやクーズーなどのアンテロープを狙う。
    私はリカオンの専門家になりつつある。そう思った矢先、これまで報告されていない光景を目の当たりにした。リカオンがヒヒを待ち伏せて攻撃したのだ。
    リカオンがヒヒなどの霊長類を食べるということは、科学文献にはまだ記録されていない。

    ■狩りの一部始終
     私がこの光景を目撃したのは数年前。ブラックチップというメスが率いる25頭の群れが水たまりのそばで楽しそうに遊ぶ姿を撮影した後のことだ。
    群れは狩りに出掛けたが、辺りが暗くなり始めていたため、私はついて行かないことに決めた。
    車は2キロ近く離れた場所にあり、夜になるとライオンが活動を始める。茂みに身を潜めている時間はない。

     突然、パニック状態に陥ったヒヒの群れがこちらに走ってくる音が聞こえた。警告を発する叫び声が夕闇に響く。
    音を頼りに茂みの中を走っていくと、大きなヒヒの背後に迫る1頭のリカオンが見えた。

     リカオンは驚異的な速さでヒヒの胸を切り裂き、耳にかみついた。ヒヒは深い傷を負い、動かなくなった。リカオンが狩りでよく使う戦略だ。
    次の瞬間、2頭のリカオンがヒヒの体に食らいつき、文字通り引き裂いた。
    身の毛もよだつ光景だったが、撮影した写真を分析してみると、ヒヒの苦難は5秒足らずで終わっていたことがわかった。

     リカオンはほかの頂点捕食者に比べ、獲物を短時間で仕留める。大型ネコ科動物をはじめとするほかの捕食者は、時間をかけて命を奪うことがある。
    その点で、リカオンの狩りには思いやりを感じる。

    ■生態系のバランス
     数カ月後、私はシロアリ塚に座り、殺されたばかりのヒヒをブラックチップの子供たちがむさぼるように食べるのを眺めていた。
    大人たちはその姿を見守っている。リカオンの食事はいつも子供が先だ。

     私には素晴らしい友人がいる。「ペインテッド・ドッグ・コンサベーション」代表のピーター・ブリンストン氏だ。
    氏は20年前から、絶滅の危機にあるリカオンの観察、理解、保護に尽力している。
    そのブリンストン氏に言わせれば、この新しい狩猟行動はリカオンと生態系の両方にとって前向きな変化だ。

    「まず、獲物が多様化することで、狩りの選択肢が広がります。リカオンのためになるだけでなく、この一帯で彼らの主食になっている
    インパラの負担も軽くなります」

     ブリンストン氏によれば、一帯でヒヒが増加していることについて、多くの生態学者が懸念を表明しているという。
    ヒヒは鳥の巣を襲うことがあり、ヒヒの増加が鳥の減少につながっている可能性がある。
    新しい狩猟行動によって、ヒヒの個体数が抑制されれば、リカオンは間接的に鳥たちを救うことになると、ブリンストン氏は述べている。

    「この新しい行動によって、生態系のバランスがいくらか回復するかもしれません」

    ※続く


    【【生物】「ボールドウィン効果」か ヒヒを狩り始めたリカオン、生き残りを賭けた苦闘 霊長類の捕食は科学文献に記録なし 】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/08/17(金) 15:00:05.02 ID:CAP_USER
    ゾウはガンになりにくいことが知られており、科学者たちはその仕組みを解き明かそうと長年研究を続けてきました。
    シカゴ大学の研究者たちによる最新の論文によると、ゾウは死んだ遺伝子を復活させて「ガン細胞を殺す」というタスクを割り当てることで、腫瘍を破壊するという驚がくのメカニズムを有していることが明らかになっています。

    A Zombie LIF Gene in Elephants Is Upregulated by TP53 to Induce Apoptosis in Response to DNA Damage: Cell Reports
    https://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247(18)31145-8

    Elephants Hardly Ever Get Cancer, And We May Finally Know Their Secret
    https://www.sciencealert.com/lif6-pseudogene-elephant-tumour-suppression-solution-petos-paradox

    動物は細胞が多いほどガンを発症するリスクが増えると考えられており、例えば大型犬は小型犬よりもガンになりやすい傾向にあることが研究により明らかになっています。
    しかし、異なる種の動物を比較するとその概念は成り立たないことが明らかになっており、体の容積や相対的寿命とガンの発症率の間には相関関係がないそうです。
    「細胞が多いほどガンの発症率が高くなるはずなのに、体の容積とガンの発症率には相関関係がない」という矛盾した事実が多くの科学者たちを混乱させてきており、その最たる例がゾウでした。

    2015年に公表された研究から、体の大きなゾウにおけるガンによる死亡率はわずか5%弱であることが明らかになっています。
    「細胞が多いほどガンの発症リスクが高まる」という理論から考えると、巨体のゾウは人間よりもがん発症のリスクが高いはずですが、実際は人間のガンによる死亡率(11~25%)よりもはるかに低い数字が出ており、ゾウがガンに対する強い耐性を備えていることは明らかです。
    2015年の研究では、ゾウがガン形成を抑制するp53遺伝子(TP53)の大量のコピーを持っており、これがDNAの損傷を発見し、細胞の修復や閉鎖を指示するための物質を生成していることが明らかになっていました。

    人間を含めた大部分の哺乳動物は、p53遺伝子の一部が変化したコピーを2種類しか持っていないのですが、ゾウはなんと38種類も持っているため、ガンを早期発見して即座に対処することが可能であると考えられていました。

    マウスを使った実験なら体内でどのようなことが起こっているのかを確かめることは簡単ですが、ゾウのような大型の動物でがん抑制遺伝子がどのように働くのかを理解することは容易ではありません。
    そこで、遺伝子学者のビンセント・リンチ氏と研究チームは、ゾウや同じ祖先を持つとされるマナティーのような動物の組織サンプルを採取し、DNA細胞に損傷を加える発ガン性物質を使って組織サンプルがどのように変化するのか観察しています。
    そして、観察の結果についてリンチ氏は「ゾウの細胞はDNAが損傷するとすぐに死んでしまうので、ガンになる危険がありませんでした」と語りました。

    観察の結果、研究チームはガン抑制因子として働くこともできる白血病阻止因子(LIF)に目を向けます。ゾウの遺伝子を調査したところ、p53遺伝子と同様に、多数の「LIF遺伝子のコピー」が存在していることが明らかになります。

    ゾウは「LIF遺伝子のコピー」のひとつであるLIF6を持っており、これは通常は非活性化しています。このLIF6はp53遺伝子と密接な関係を持っており、「p53遺伝子がLIF6を活性化させる」そうです。
    活性化したLIF6がガン抑制因子として働くことで、ガン細胞のアポトーシスを誘発させ、発ガン性物質によりDNAが損傷した細胞を積極的に細胞死させるので、体内でガン細胞が広まることは防がれるというわけです。


    なお、自然界に生息する動物の中でガンに強い耐性を持つのはゾウやゾウに近い種だけではなく、メクラネズミも独自の秘密を持っています。

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    GIGAZINE
    https://gigazine.net/news/20180816-elephants-cancer-secret/
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    1: しじみ ★ 2018/09/27(木) 12:12:39.19 ID:CAP_USER
    ■人間とはかけ離れたタコを研究する意味は? 倫理的な問題は?

     アンフェタミン類の合成麻薬で、俗に「エクスタシー」と呼ばれるMDMAをタコに投与すると何が起こるのだろうか。米ジョンズ・ホプキンス大学の科学者たちによると、このドラッグに対してタコが見せた反応は、人間とかなり共通していたという。したがって科学者らは、人間とタコの脳は特定の社会的行動に関して同様の仕組みになっていると結論付けている。この研究結果は、9月20日付けの学術誌「カレントバイオロジー」に発表された。

     しかし、気分を変える効果のある薬を、疑うことを知らないタコに与えていいものだろうか? また、系統的に人間から非常に遠い動物の研究から、私たちは何を学べるのだろうか。

     3年ほど前、ある研究チームがカリフォルニア・ツースポットタコ(Octopus bimaculoides)のゲノムを解読した。その後の研究で人間のゲノムと配列を比較したところ、両者は5億年前に分かれたにもかかわらず、ところどころ同一な領域があることが分かった。共通する部分には、社会的行動にかかわる特定の神経伝達物質(ニューロン間で信号を送る脳内の化学物質)の伝達に関するものが含まれていた。

     この類似性が行動にも現れるか試そうと、ジョンズ・ホプキンス大学の研究チームは、カリフォルニア・ツースポットタコ4匹にエクスタシーを投与。このタコは社会性が極めて低いことで知られる。予想にたがわず、ドラッグを投与されたタコはリラックスしておおらかになり、投与前よりもスキンシップを示すようになった。

     論文の筆頭著者で、同大学の神経科学者であるグル・ドーレン氏は、エクスタシーを投与されたタコは隣のケージのタコと触れ合おうとして「ケージに抱きついたり、口にあたる部位をケージに押し付けたりする傾向が見られました」と話す。「これはMDMAを摂取した時の人間の反応にかなり似ています。人間もしきりに互いに触れ合おうとするようになりますから」

     ヒトとタコははるか昔に進化の途上で別々の道に進んだにもかかわらず、脳の中の社会的行動をつかさどる部分は変化しなかったことが示唆された。

    ■タコと人間、違いと共通性

     ドーレン氏のタコへの関心は、MDMAにどう反応するかにとどまらない。この無脊椎動物は衝撃的なほど賢い。水族館の水槽から脱走する、同じ水槽の住人を“整理”する(つまり食べてしまう)、ガラスの壁が割れるほど強く岩を打ち付けるといったことは日常的に起きている。

     生きものとして、タコと人間は大いにかけ離れている。たとえば脳の構造を見ても、タコには哺乳類のような大脳皮質がない。それでもなお、タコは驚異的な認知能力を発揮できる。

    「エイリアンの知能を研究するみたいな感じです」とドーレン氏。「複雑な認知行動を支える神経系を作り上げる『ルール』について、私たちに多くのことを教えてくれる可能性があります。脳のうち本質的でない組織に悩まされることもありません」

     人間とは進化の系統樹の反対側にいる種を研究することで、腕の再生やカムフラージュなど、驚異的な生態のメカニズムについてもわかる可能性があるとドーレン氏は言う。これらをヒントに、ロボット工学や組織工学で新たなアイデアが生まれるかもしれない。

     タコの不思議な点はまだある。自閉症につながる遺伝子を持っていながら、自閉症の人間ができないタスクをこなせるのだ。さらに、1度生殖すると死んでしまうタコがいる一方で、何度も生殖できるタコもおり、ここから、加齢に関する知見が得られるかもしれない。

    続きはソースで

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    ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/092400233/
    【【生物】タコに合成麻薬「エクスタシー」を投与、驚きの結果とは、研究 】の続きを読む

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