博士ニートまとめ

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    カテゴリ:科学 > 動物

    1: しじみ ★ 2019/01/26(土) 13:42:43.47 ID:CAP_USER
    ■苦手な環境から逃げ出す意外な手段、1日で最大90キロ移動できるスピードも

     ナマコは長い間、海底をのろのろ動くだけの生き物と考えられてきたが、実は意外な方法で大きく移動できるらしいことが最新の研究でわかった。ナマコは暮らしている環境を変えたくなると、体を風船のように膨らませ、流れに身を任せて海の中を漂うのだ。

     これまでナマコは、海底に暮らすほかの生物と同じように、幼生の時期にだけ長距離を浮遊すると考えられてきた。成体になった後は海底をはって暮らし、敵が来たら少し速く動くくらいだと。しかし実際は、はるかに効率的な移動手段を隠し持っているようだ。大量の水を吸い込み、比重を下げることで浮力を得て、海底から離れ、海の流れに身を任せるのだ。

     カナダ、ニューファンドランドメモリアル大学の海洋生物学者アニー・メルシエ氏は「ナマコは肛門を含むあらゆる穴から水を吸い上げます」と説明する。メルシエ氏らは1月12日付けで学術誌「Journal of Animal Ecology」に論文を発表した。ナマコは肛門から水を出し入れすることで呼吸を行うが、その呼吸器を水で満たし、膨張するのだ。その後、一部のナマコはひっくり返り、大きく広がった肛門を上にして浮遊する。

     1980年代からナマコを研究しているメルシエ氏は、ナマコが膨らむという情報を詳しく調査するため、研究室と実際の海で2種のナマコを観察した。一つは北大西洋から北極海にかけての冷たい海に生息するキンコ属のナマコ(Cucumaria frondosa)、もう一つはインド洋や太平洋の熱帯海域に暮らすハネジナマコ(Holothuria scabra)だ。

     研究室では、水中の塩分濃度やほかの個体との密集度、堆積物の状態を変えて、ナマコの反応を観察した。嵐の日や海流の強い海、底引き網漁が行われた後の海底の状態などを再現したものだ。その結果、塩分濃度が低すぎたり堆積物が多すぎると、ナマコたちはその場から逃げ出した。一部のナマコは数分以内に、体に対する水の比率が700%以上にも上昇し、風船のようになって素早く流された。


     海での観察では、膨張したキンコ属のナマコが回転しながら海中を漂う姿を船から撮影した。動画を分析したところ、速い個体は1日で最大90キロも移動できるほどのスピードに達していることが判明した。これは幼生の時に移動するスピードよりも速い。

     オーストラリア、サザンクロス大学の海洋生物学者スティーブ・パーセル氏は、ハネジナマコがニューカレドニアの海を漂っていたという漁師の話を、一笑に付したことがある。パーセル氏はメルシエ氏らの研究について、「漁師の話を裏づける」ものと述べているが、この結果を大きくとらえすぎない方がいいと警告している。「例えば、この行動が5分しか続かない場合と、5時間続いた場合とでは、移動距離がまったく異なります」

    ■キンコ属のナマコ(Cucumaria frondosa)。浮力を得るため、水で体を膨らませている。(PHOTOGRAPH COURTESY MERCIER LAB)
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    続きはソースで

    ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/012300054/
    【【生物】ナマコは700%膨張して海を大移動、最新研究】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2019/01/20(日) 18:07:22.13 ID:CAP_USER
    スーパーで気軽に買えたタコが、最近値上がりして買いづらくなったと感じている方も、多いかもしれません。タコの国内の漁獲量が最盛期の3割にまで落ち込み、海外からの輸入も激減しているためです。
    強い危機感をもった広島県尾道市にある研究機関は、不可能とも言われてきたタコの養殖につながる技術を開発しました。

    (中略)

    ■原因不明の死
    漁獲量の減少が顕著なタコ。このままでは将来、タコがいなくなってしまうのではないかと強い危機感をもった山崎さんは、10年以上前からタコの資源を回復させようと養殖技術の開発に取り組んできました。

    しかし、ふ化したタコは20日以内に9割近くが原因不明で死んでしまい、ほぼ壊滅状態に。

    「ふ化はしても成長しないーー」
    この問題が半世紀以上にもわたって、研究者たちを悩ませてきました。

    餌や水温を変えるなど、あの手この手で試してきましたがうまくいかず、研究をあきらめようかと悩んでいた山崎さん。

    水槽を眺めていたある日、水の流れに原因があることを突き止めたのです。
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    酸素を供給するエアポンプの泡は上に向かって流れます。その流れが水面までたどりつくと、今度は跳ね返って下向きに流れるため、小さなタコはそれに巻き込まれて水槽の底に流されていたのです。

    このことが餌を食べる時に問題になっていました。幼いタコは本能的に天敵の多い海底を嫌がるため、底に流されると食べようとしていた餌を離して浮上してしまうのです。再び餌を捕まえても同じ事を繰り返してしまい、衰弱して死んでいたのです。

    ■対策1:カギは“水の流れ”
    それならばと、強い流れが起きるエアポンプを使うのをやめ、酸素を含ませた海水を直接、底のほうから流してみたところ、水の流れは従来の下向きから上向きへと変わりました。
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    効果は絶大。
    タコが生後20日まで生き残る割合は、これまでの14%から77%に一気に改善しました。

    ■対策2:餌の餌に着目
    さらに山崎さんが注目したのは稚ダコが食べる餌です。
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    「餌だっておいしい餌が食べたいんです」

    そう言いながら見せてくれたのは、タコの大好物、ワタリガニの赤ちゃんです。

    山崎さんは、このワタリガニの赤ちゃんにプランクトンを与えて栄養価を高めてからタコに与えてみたところ、生後20日のタコの体重は従来は2ミリグラムだったものが、改良後は10ミリグラムに。

    生き残る割合だけでなく、成長速度を格段に上げることにも成功しました。

    ■半世紀越しのタコ養殖に活路
    この成果に、いまでは岡山県や香川県それに民間企業も加わり共同研究を行っていて、タコの養殖に熱い視線が注がれています。

    山崎さんは「50年間越えられなかった壁を、今回越えられました。5、6年から遅くとも10年先には皆さんの食卓に養殖したタコを届けたいです」と意気込んでいました。

    今後は、ふ化したタコを出荷できるサイズまで安定的に成長させることが目標です。

    また、タコは成長すると共食いをすることがあるので、これをどう防ぐかも課題だということです。

    研究者の努力によって、養殖されたタコが当たり前のように、食卓に上がる日もそう遠くないと感じました。研究所のさらなる成果に期待するとともに、次は養殖されたタコの味について報告したいと思います。

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    NHKニュース
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/k10011781001000.html
    【【水産技術】激減のタコ 不可能だった養殖を実現へ】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2019/01/23(水) 15:43:14.70 ID:CAP_USER
    ■海の食物連鎖で重要な役割果たす、定説覆す研究

     針のついた触手を持つブヨブヨのゼラチン質の塊、というのは、あまり魅力的な食材には思えないかもしれない。だが、海洋生物に関する最新のレビュー論文によれば、多くの動物が日常的にクラゲを間食として食べているのだという。それどころか、クラゲのカロリーに依存しているものもいるというのだ。

     クラゲはかつて、その栄養の乏しさから、食物連鎖の中の行き止まりのようなものだと考えられてきた。そのうえ、気候変動や乱獲、富栄養化、環境改変等によるクラゲの爆発的な増加に対し、科学者たちが警鐘を鳴らしてきた。

    「クラゲに対して、非常にネガティブな見方が出てきていたと思います。『気を付けないと、やられるぞ』と言うようなね」と、北アイルランド、クイーンズ大学の生物学者であるジョナサン・ホートン氏は話す。

     しかし、ホートン氏が共著者となった、先日の学術誌「Trends in Ecology and Evolution」誌に掲載されたレビュー論文では、クラゲがこれまで考えられてきたよりも、海の食物連鎖の中で重要な役割を果たしていることを示す研究がまとめられている。しかも、従来の食べものである魚やオキアミが減りつつある地域では、クラゲの重要性はますます高まっているかもしれないのだ。

    「クラゲについての、黙示録後の世界観のようなものですね」とホートン氏は言う。

    ■クラゲは海のおやつ

     データを収集するため、ホートン氏と共著者たちは、ペンギンやウミガメに取り付けたカメラの映像を分析し、胃の内容物のDNAを分析し、さらに組織の安定同位体分析を行った。これらのことから、クラゲは栄養価が低いかもしれないが、手に入りやすく捕まえやすい、という利点を持つことがわかった。ある意味、海のおやつのようなものだ。

     ホートン氏は以前から、クラゲに栄養を頼っている動物がいることを知っていた。たとえば、同氏が研究するオサガメの食物はほとんどが、大小様々なクラゲだ。しかも、オサガメはクラゲの大量発生に合わせて海の中を移動しているようなのである。

     しかし最近では、ペンギン、アホウドリ、マグロなど、クラゲに依存する動物がほかにも多くいるらしいことを示す研究が増えてきた。

    「クラゲ食は、今まで誰も想像しなかったほどに、海の食物連鎖において広く見られます」とホートン氏は話す。「カニや、深海の微生物から、カモまで、です」

    続きはソースで

    no title


    ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/012200048/
    【【生態系】クラゲの大量発生に利点? 実は多くの動物の餌に 定説覆す研究】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2019/01/13(日) 10:32:00.73 ID:CAP_USER
    北海道八雲町にある山林で、日本大学の井上公基教授(森林利用学)らのグループが白い体毛のヒグマの動画撮影に成功した。瞳や毛の一部が黒いことから、突然変異で色素が欠ける「アルビノ」ではないとみられ、ヒグマに詳しい専門家は「遺伝による作用ではないか」と話している。

     現場は日大の演習林で、約2400ヘクタールにトドマツや広葉樹の森が広がる。井上教授らは動植物の生態を調べるため昨年まで3年間、カメラ数十台を設置したところ、うち数台に計6回、カメラの前を横切ったりレンズに鼻を近づけたりする白いヒグマが映っていた。いずれも同じヒグマで、ほぼ全身が白い毛に覆われていたという。井上教授は「今後、研究を進めていく」と話している。

     北海道大の坪田敏男教授(野生動物学)は「4歳ほどの雌だと思われる。遺伝で白い毛になった可能性がある」と話している。 

    https://www.yomiuri.co.jp/science/20190112-OYT1T50065.html
    【【動物】〈画像〉全身白いヒグマ、撮影に成功…アルビノではなく遺伝による作用か 】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2019/01/23(水) 15:51:39.90 ID:CAP_USER
    ■天敵であるはずのカナダオオヤマネコや仲間の死骸まで食べる理由

    ■動画
    See a Meat-eating Hare Caught In The Act | National Geographic
    https://youtu.be/nsEcr4HXTOc



    もふもふでかわいらしくペットとしても人気のウサギ。一般に草食と考えられているウサギの仲間が、実は肉を食べ、ときには共食いまですることを知っていただろうか? ウサギが「肉食系」でもある証拠がカナダで撮影された。

     カナダのユーコン準州に生息するノウサギ属の一種、カンジキウサギは、長く寒い冬の間、栄養を補給するために動物の肉を食べていた。

     夏の間は植物を食べるノウサギたちだが、地面が雪で覆われ、気温がマイナス30度以下まで冷え込む冬になると、エサが見つからず、お腹をすかせてほかのウサギや鳥の死骸を食べるようになるのだという。

     そればかりか、最大の天敵であるカナダオオヤマネコの死骸にまで食指を伸ばすことがある。カナダ、エドモントンにあるアルバータ大学の生態学博士候補生マイケル・ピアーズ氏が、学術誌「Bio One Complete」に発表した。

    「まず衝撃を受けました」。ピアーズ氏は、ノウサギの行動を、厳しい冬の間にたんぱく質の摂取量を増やす必要があるためではないかと考えている。「まさか、死骸をあさるとまでは考えていませんでした」

     ピアーズ氏が死肉を食べるカンジキウサギを撮影できたのは偶然も味方してのことだった。米アラスカ州との国境にまたがるセントエライアス山付近で、ノウサギの死骸のそばに遠隔操作カメラを設置し、やって来る野生動物を観察した。撮影は2年半に及び、観察した死骸の数は161体。そのうち20体がノウサギに食べられていたのだ。

     動画から言えることは、動物は単純に肉食か草食かは分類できないということだ。そして、カンジキウサギは普段からよく肉を食べることもわかった。

    ■羽根まで食べるノウサギ

     ノウサギが肉を食べるという記録は1921年にはあった。確かにノウサギは気が荒いところがある。ただ、これまであった報告に科学的な裏付けはなかった。ピアーズ氏によると、「実際に肉を食べている様子がカメラで撮影されたのは今回が初めて」だ。

     2010年には、オンタリオ州政府のために哺乳類の生息数を研究していた生物学者のケバン・カウシル氏は、今回のカンジキウサギに似たノウサギの行動を観察している。カウシル氏は、半分だけふたを開けたイワシの缶詰を北方林の随所にしかけ、その近くに自動撮影カメラを置いた。元々はオオカミやテンが、イワシを食べにやってくると期待したのだが、カメラに写っていたのはノウサギだった。

    続きはソースで

    ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/011600036/
    【【動画】カメラは見た! 実は肉食系でもあるノウサギ 天敵のヤマネコや仲間の死骸まで食べる理由 】の続きを読む

    1: プティフランスパン ★ 2019/01/05(土) 19:21:03.81 ID:CAP_USER9
    2019年1月5日 15:34 
    発信地:グジャラート/インド [ インド アジア・オセアニア ]
    http://www.afpbb.com/articles/-/3205127?act=all
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    【1月5日 AFP】インド西部グジャラート(Gujarat)州ギル国立公園(Gir National Park)で、雌のインドライオンがわが子と共にヒョウの赤ちゃんを「養子」として育てている。

     インドの森林局によると、ヒョウの赤ちゃんは生後2か月。母親とはぐれ、この雌ライオンに拾われたという。

     この貴重な場面を記録した当局者は、「通常ライオンは将来の獲物の奪い合いを避けるため、他の野生ネコ科動物の赤ちゃんを殺すものだが、この雌ライオンはヒョウの赤ちゃんに生後3か月のわが子と同じように乳を与え、雄ライオンをはじめとする他の捕食動物から守ってさえもいる」と述べた。(c)AFP
    【【インド】雌ライオンが母親とはぐれたヒョウの赤ちゃん(生後2ヶ月)を拾い、わが子と共に育てる 】の続きを読む

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