博士ニートまとめ

博士を取りましたが進路が定まっておりません。
また、将来きちんと定職に就ける保証もありません。
私のような博士は多いはず。そのような場合でも生活ができるようにと考えて始めたまとめサイトです。
普通のまとめサイトとは異なり、自分で書いた記事も投稿していきます! もし不適切なところなどがありましたら、メニューバーのコンタクト、右カラム下側のメッセージや記事のコメント欄等に書いてお知らせください。できるだけ迅速に対処させていただきます。

    カテゴリ:科学 >

    1: サンダージョー ★ 2019/10/18(金) 20:06:37.76 ID:CAP_USER
    2019.10.18 Fri posted at 11:20 JST 動画
    http://www.cnn.co.jp/fringe/35144149.html

    脳を持たない単細胞生物「粘菌」、パリの動物園で一般公開 世界初
    2019年10月17日 15:25 
    http://www.afpbb.com/articles/-/3249956

    (CNN) 明るい黄色をしていて、時速4センチの速度ではうことができ、脳がなくても問題を解決でき、半分に切断されても自己修復できる――。そんな特異な生命体が、フランスのパリ動物園で19日から初めて一般公開される。

    この生命体は、単細胞の粘菌の一種モジホコリ(学名フィサルム・ポリセファルム)。植物でも動物でも菌類でもなく、性別はオスとメスの2種類ではなく720種類もある。分裂して別の個体になったり、融合して元に戻ったりすることもできる。

    10億年ほど前から存在していたと思われるが、1973年5月、米テキサス州の民家の庭で増殖しているのが発見されてセンセーションを巻き起こした。

    2016年には英王立協会紀要に論文が発表され、学会で脚光を浴びた。フランスの研究者によれば、モジホコリは学習して有毒物質を避ける能力があり、1年たってもその行動を覚えていることが分かった。

    パリ動物園の研究によれば、迷路を抜け出す最短距離を発見したり、環境の変化を予測するといった問題解決能力も持っているという。

    同動物園のモジホコリは、シャーレの中でオートミールを与えて培養し、一定の大きさになったところで樹皮に移し、テラリウム容器に入れて展示する。「アカシアの木やオークの樹皮、クリの樹皮を好む」という。

    野生のモジホコリは欧州の森林の地面に生息していて、気温19~25度、湿度80~100%の環境で繁殖する。天敵は光と乾燥のみ。ただし生存が脅かされると何年もの間冬眠することもできるという。
    【【菌類】性別は720種類、脳がないのに学習 特異な生命体、パリ動物園で一般公開】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/10/07(日) 19:22:01.65 ID:CAP_USER
    <感染はまれだが、感染すれば致死率は98%だ>

    米テキサス州のサーフリゾートを訪れたサーファーが、人間の脳を食べるアメーバに感染して死亡した。

    ファブリチオ・ステイビル(29)は、テキサス州ウェーコの「RSRケーブルパーク・アンド・サーフリゾート」を訪れ、サーフィン用の人工波施設を利用した。

    その後、自宅のあるニュージャージー州に帰り、9月21日に死亡した。「原発性アメーバ性脳髄膜炎」だった。脳を食べるアメーバ、「ネグレリア・フォーレリ」に感染していたのだ。 

    このアメーバに感染するケースは極めてまれだ。アメリカでは1962~2016年の間に143人の感染が報告されているだけだ。ただしそのうち139人が死んだ。致死率は98%だ。感染後5日~1週間ほどして症状が出始めるが、頭痛や吐き気など最初はありふれた症状で、気づくのが遅れる。

    クラウドファンディングサイト「GoFundMe」では、感染の危険性について意識を高めてもらうため、ファビリチオの名前でページが開設された。

    GoFundMeのステイビルのサイトによると、サーフリゾートを訪れた後、ステイビルは頭痛が収まらず、やがて話すこともできなくなった。細菌性髄膜炎と同じ症状で、薬も効かなかった。

    さらに詳しい検査をした結果、ネグレリア・フォーレリに感染していたことがわかったのだ。

    ■ルイジアナでは水道水から

    ウェーコ・マクレナン郡公衆衛生局のケリー・クライン報道官は、アメーバの発生源を突き止めるためにCDCが調査中だ、と言った。

    「CDCは水のサンプルを採取して調査している。今週中には結果が出るのではないか」

    CDCによれば、このアメーバに感染するのは、湖や川などの温かい淡水で泳いだり潜ったりした人。アメーバは鼻から体内に入って脳に達するので、水を飲んでも感染しない。

    ニュージャージー州の地方紙はステイブルの追悼記事で、スノーボードやサーフィンなどのアウトドアが趣味で、友人や家族とも仲が良かった、と書いた。

    サーフリゾートのオーナー、スチュアート・パーソンズは、9月28日に自主的にプールを閉鎖。当局の調査に協力している。

    一方、ルイジアナ州ボージャー郡では9月28日、水道水からネグレリア・フォーレリが検出された。ボージャー郡から水を買っていたスライゴー水道局は、直ちに同郡からの取水を中止し、現在は井戸水を使用している。飲んでも感染しないが、水道水で鼻をすすいで感染した例もあるという。

    no title

    no title

    ニューズウィーク日本版 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/post-11061.php
    【【感染症学】人間の脳を食べるアメーバに感染、米サーファーが死亡】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/06/21(木) 22:43:42.92 ID:CAP_USER
     名古屋大学の渡辺芳人教授らの研究グループは、
    大腸菌の中にある酵素のスイッチを「ONの状態」にすることが可能な化学物質を開発し、
    ベンゼンを常温常圧の温和な条件下でフェノールに変換する細菌を開発することに成功した。

     ベンゼンは、もっとも単純な構造を持つ安定な炭化水素で、
    ベンゼンを医薬品や染料などの原料になるフェノールに変換する工業的手法は「クメン法」が主流である。
    しかし、この方法での反応は高温高圧で行う必要があり、不要な副生成物である多量のアセトンが生成するため、
    ベンゼンを出発原料とする新たなフェノール合成法の開発が求められてきた。

     研究グループは今回、「シトクロムP450BM3」と呼ばれる酸化酵素を大腸菌に生合成させ、
    新たに開発した大腸菌に取り込まれる化学物質(疑似基質[注])を反応溶液に添加すると、
    ベンゼンがフェノールへと変換されることを明らかにした。
    この方法では、常温常圧の温和な条件でベンゼンをフェノールに変換できる。
    また、5時間の反応でフェノールの収率(フェノールに変換されたベンゼンの割合)は59%と高い。
    また、反応時間を調節することでフェノールがさらに酸化されたヒドロキノンを生成できる。

     今回開発した菌体内反応系は、常温常圧の温和な条件下で、ベンゼンを直接的、
    かつ選択的にフェノールに変換できることから、フェノールの新規合成法としての応用展開が期待できる。
    また、酵素を活性化する疑似基質を用いることにより、天然に存在する酵素をそのまま利用できるため、
    遺伝子操作で酵素自体を改変する必要がない。さらに、菌体の培養液に疑似基質を添加するだけで、
    ベンゼンを水酸化可能になる全く新しい概念の反応系を開発した。

    注:酵素が対象とする化合物に構造がよく似たダミー物質。デコイ分子とも呼ばれる。

    論文情報:【AngewandteChemie International Edition】Whole‐Cell Biotransformation of Benzene to Phenol Catalysed by Intracellular Cytochrome P450BM3 Activated by External Additives
    https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/anie.201804924

    大学ジャーナル
    http://univ-journal.jp/21187/


    【名古屋大学がベンゼンをフェノールに変換する細菌を開発】の続きを読む

    1: しじみ ★ 2018/06/25(月) 16:59:53.49 ID:CAP_USER
    日本に生息するアブラゼミなどに、漢方薬の原料になるキノコの一種「冬虫夏草」に近い菌類が共生し、
    栄養を補っているという研究成果を、産業技術総合研究所(つくば市)などの研究チームが発表した。
    「冬虫夏草」そのものに寄生されたセミは死ぬが、セミの進化の過程で、一部が共生するように進化したと考えられる。
    米科学アカデミー紀要に掲載された。

     研究チームが国内に生息するセミ24種を調べたところ、アブラゼミやミンミンゼミ、
    ヒグラシなど15種の体内に共生する菌類を検出した。
    この共生菌の遺伝子配列を調べたところ、「冬虫夏草」に近いことが分かった。

     ツクツクボウシから取り出した共生菌は培養にも成功し、必須アミノ酸やビタミン類を合成する能力を確認できた。
    一方、ニイニイゼミなど9種からは検出されなかった。

     米国のセミを対象とした研究結果では、セミには体内に微生物を保有する器官があり、
    必須アミノ酸やビタミン類を合成する2種の細菌が共生し、
    地中にいる幼虫期に必要な栄養素を補っているとみられるという。

     チームの深津武馬・産総研首席研究員は「冬虫夏草類からはこれまでも有用な免疫抑制剤が見つかっている。
    セミと共生する菌を調べていけば薬剤として利用できる可能性もある」と話す。

    no title


    毎日新聞
    https://mainichi.jp/articles/20180624/ddl/k08/040/057000c
    【セミに共生菌、栄養補う 「冬虫夏草」由来、薬にも】の続きを読む

    このページのトップヘ